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高校生

指導方針

高校生新会員は全員が入会後半年以内に古典で学年トップを目指します。まず古典で勢いをつけ英語に重点を移します。英語は単語から始めます。そして文法を丁寧に学習し長文で一気にトップレベルまで引き上げます。その流れについては「英単語の学習」また「本物の英語指導」のリンクに書きました。数学は模試の成績を重視し既習範囲の復習に7、次の定期試験3くらいの割合で進めます。現代文は定期試験で上位20位以内のグループを目標に古典と同時スタートです。SKCの指導では中学生も高校生も国語の予習はしっかりやります。高校生の古典は予習ではなく定期試験対策を兼ねた本格的な先取り学習です。現代文は予習をすることで授業がとても生きます。また理科社会については2年次以降、理系は理科、文系は社会を定期試験の最重点教科と位置づけ取り組みます。

大学受験で主役の英語は時間がかかります。長野高校・深志高校の平均点での入会であれば校内10番以内のトップグループに追いつくまで2年はかかります。長野・深志に入学した生徒たちのほとんどが入学時に気づいていないのですが、英語は高校入学の時点で全国のトップ層とは大きな差がついているという現実があるのです。TOPページにも書きましたが長野高校は高1で全員、松本深志高校は希望者が校内で駿台予備校のハイレベル模試を受けます。24年1月、深志高校では成績上位の生徒を中心に154名の高1生が第3回・駿台全国模試を受験しました。平成26年の卒業生です。ここではそのデーターを紹介します。英語の校内平均点は200点満点で86点でした。半分の100点を越えているのは30名程度でしょうか。そして高2になるとその差がさらに広がる。高2でのデーターも紹介します。10月実施の第2回駿台全国模試では受験者が少し減って139名が受験、平均点が70点に下がっています。100点を越えているのはおそらく十数名でしょうか。一方全国のトップ層は170点180点のレベルです。このように難関大学入試においては、高校入学時にすでに勝負がついている、そしてその差はいちだんと大きくなる、SKC高校生会員はその差を2年間で何とか取り戻そうと日々奮闘しているのです。

SKCでの使用教材について説明します。高校生の指導ですので学校で配布された教科書その他自習教材が基本です。進学校では主要3教科については十分すぎるくらいの量の教材が配布されます。入会初年度にはこの学校配布教材を最大限利用しますので国語英語についてはテキスト購入の必要はありません。古文の学習で学校指定の古語辞典では使いにくいので指定の辞書を購入してもらうくらいです。そして数学は絶対にチャート式に限ります。SKCの指導では東大の理系志望者も黄チャート・青チャートのみです。進学校の生徒にとって一番の問題は英語教材です。特に長野高では過大と思えるくらいの英語の課題が与えられます。この大量の課題にどのように対処するか、これで学力の伸びが決まります。自分の学力に合わせて教材の取捨選択ができるかどうかが分かれ道になるのです。国語については長野高校・深志高校で配布される教材だけで東大・京大レベルまで十分に対応できます。

理科社会ですが1・2年次は定期試験対応で十分です。東大文系志望者は社会2科目必要ですので世界史は必須、毎回の定期試験で校内トップを狙います。世界史の定期試験対策は東大入試に直結します。早慶上智の社会にも十分対応できます。この場合は学校の配布教材だけでは不足なので追加教材を用意します。日本史は校内トップの学習は必要ありません。東大日本史は高3の夏以降対策をとります。世界史同様に学校教材だけでは対応できませんので指定の参考書を用意してもらいます。理系の理科は東大も医学部志望者も1・2年次の定期試験では校内20番以内を維持しておきたい。トップにはこだわりません。理科はわかりやすい参考書を指定します。医学部志望者は学校で与えられた教材だけで十分ですが、東大理系は3年次には定期試験レベルから東大レベルに引き上げるためのテキストが必要となります。進学校では主要3教科の学校配布教材はとにかく量が多い。SKCの高校生新会員の指導では、これらの学校配布教材への対応、ここから指導が始まります。無駄なものには手を付けない、効率よく学習しないと本当に間に合いません。SKC新会員は第1回指導で受験には"締切"があることを自覚するのです。