中学生
中学生の英語指導
中学生の英語指導を考えてみます。文の組立ても教えずに教科書を丸暗記させている塾があります。生徒は教科書本文をノートに何度も書いて暗記するのです。指導は楽です。テストでは点になるので生徒も満足ですが一語一語の意味もあいまい、いわんや品詞はほとんどわかっていない。How about you? いかがですか。Here you are. ハイ どうぞ。これでも高校受験は困らない、高校受験の塾では高校生になってからのことは全く考えていない。SKCに入会の長野高深志高の1年生2年生新会員に質問します。Nice to meet you. 中1の「HORIZON 」の教科書の最初にでてきます。Nice の前の省略は何でしょうか?ほとんどが I am と答えます。塾・学校では “はじめまして” と日本語訳を教わっただけ、そして問題集、なんともお手軽な学習・・・
高校生新会員にはもう1つ質問をします。英文法の学習の第一歩は何でしょう?即答できる生徒はほとんどいません。長野・深志の1年生2年生、東大京大また医学部志望者です。しばらく考えて出てくる答えが「5文型」です。それは文法の基礎の知識があっての5文型ではないの?ほとんどの会員が答えられません。その基礎の知識が全くないのです。中学時代、英語は得意でほとんど満点だった・・・しかし、彼ら彼女たちは英文法を本当に知らない、塾でも学校でも教えてもらえなかったのです。高校の授業はその"基礎の知識"はあるということが前提での授業です。したがって高校生の文法書も当然「文の要素・5文型」から始まっています。さあ、英文法のピラミッド底辺の基礎の知識とは何でしょうか?長野・深志の生徒が分らないのですから中学生には当然無理です。SKCに入会の中学生会員は入会後半年を経過すると本格的に英文法の指導が始まる、当然この基礎の知識の習得から始めます。
中学生会員の英語指導も高校生会員同様に英単語から始めます。SKCの中学生会員の英語指導は提出ノートでの単語練習から始まることは高校生の「英単語の学習」の項目に記述してあります。この英単語練習は中学の教科書に出てくる単語は書けるようにしましょうということです。SKCの中学生会員の指導の最大の特徴は国語英語の先取り学習にあります。新会員の多くが塾で英語は先取り学習をしていたと言います。何をやっていたか聞いてみると、それは単に教科書が授業より先に進んでいたというだけのことで、SKCで言う教科書の先取り学習とは全く異質のもの・ことです。SKCでの中学生の先取り学習とは、高校で学習する「英文法の先取り学習」のこと、それを中学の教科書を使って行うという意味なのです。皆さん気がついていないのですが中学3年間の教科書で実に高校文法の70%近く出てきているのです。その文法の知識を長野高深志高入学の90%以上の生徒が習得していないのです。この9割以上の生徒の英文法の知識は驚くことに3%以下、ほとんど何も教わっていません。動詞を2つに分類すると? ハイ? と聞きますと「be動詞と助動詞」などと答えたりする。信じられません。高校入試では満点だった言います。本当の話です。塾で問題集を解いていた、それだけだったのです。
その文法の指導が始まる前に英単語の先取り学習が始まります。ここでは詳細については書けませんが仮に中2の4月入会の会員であれば高校受験が心配ないレベルの生徒の場合、2年間で中学3年分の教科書で高校文法の7割を終了し、英単語は大学入試センター試験レベルの3000語が目標になります。これで長野高深志高へ入学の段階で英語が校内10番以内は確実です。そして高1終了までに校内トップをめざしたい。中1の4月入会であれば文法は高1高2レベルまでやりたい、英単語も3000語を突破しどこまでいくか、高校入学時に英語校内1番2番を目指したい。これが達成できれば東大京大また国立医学部は安心です。