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Mさん(伊那北高1年)

伊那北高校1年Mさんの入会1年を振り返ってのレポートです。お母様にも書いていただきました。お母様の感想は中学生の「保護者の感想」欄に掲載しました。面談時、成績を確認してみると高校受験は心配ありませんでした。SKCの指導は大学受験の指導です。志望する大学があるのか聞いてみました。文系志望で早慶レベルの大学を目指したいとの答えでした。入会時、理系教科が心配ということで数学と理科を家庭教師に指導してもらっていました。一般的な「普通の中学生」の受験対策です。しかし、SKCの中学生の指導では"最もまずい学習"といわれる学習のパターンなのです。まず数学です。数学が不得意な生徒が家庭教師に教わったからと言って本番での90点は難しいでしょう。最初から数学は70点と考えれば家庭教師など必要ありません。学校で配布される問題集を丁寧にやれば基本問題の60点プラス10点は十分可能です。70点までの問題のレベルなら解答を読めば理解できます。それが難しいのなら進学校は無理ということです。理科は長野・深志では90点を目標にしますが伊那北は80点でよいので学校のテストでも80点までの解答が理解できれば問題ありません。取れていないのであれば"やり方"がまずかったのです。家庭教師から「何を」教わるのでしょうか?Mさん家庭教師はやめました。よって数学理科にかけていた時間を大幅に短縮することができました。その成果が入学直後に実施されたテストで表れました。27年度・第1号ニュース(SKC会員ニュースで検索)で紹介しました。そしてMさんの頑張りは続いて第2号第3号ニュースでも書きました。Mさん高1の7月、覚悟を決めて「東大文3」を目指すことにしました。以下Mさんの決断直後の指導レポートですが、下段には中3入会時の第1回指導レポートも合わせて掲載しておきます。

中3の9月にSKCに入会して1年になった。私はそれまでテストで高得点を取るための勉強をしていた。数学はいろいろな問題集に手をつけ、英語は教科書の本文の丸写しと暗記、国語は学校から渡された問題を解いて答えを暗記する。定期テストで良い点をとって満足し友達と順位を競っては喜んだり悔しがったりしていた。SKCに入会してショックだったのは、漢字は書けても言葉の意味が理解できていない、英単語は中1(教科書はクラウン)の単語ですらスペルや発音のミスがあった(owlをオウルと読んでいた)ことだ。すぐに定期テストの点をとるだけの勉強をやめ、本当の力をつけるために「辞書学習」をスタートした。しばらくは、本当に力がついているのか不安だった。国語はテストですぐには結果に出ず高校入試もあまり良い出来ではなかったし、こんなに努力しているのになぜ?という気持ちでいっぱいだった。しかし正しい努力をすれば必ず大きく伸びるということを信じて毎日コツコツ辞書学習を続けていくと、高校入学直後の学力確認テストや定期テストで少しずつ結果を出せるようになってきた。SKCに入会しなければ私は東大を目指すことはなかった。しかし東大へのメニューをこなしていくには相応の「努力」と「覚悟」が必要になるが東大に挑戦したいという気持ちが強くなった。まだ可能性は1%にすぎないが他校のSKC会員も同じように頑張っているので私も2年後の合格を目指して頑張りたい。

私が初めての指導で学んだことはたくさんありますが、その中でも印象に残っていることがいくつかあります。1つ目は「辞書学習」が国語の勉強でとても重要になるということです。今まで私は辞書でいちいち引くのは大変だし誰かに聞いた方が早いと思ってめったに辞書を引く機会がありませんでした。でも今回の指導で分らない言葉は1つ1つ丁寧に例文まできちんと読まなければいけないということがよくわかりました。実際、辞書でしっかり言葉を調べてみると言葉がどんどん自分のものになっていくかんじがしました。これから毎日、この辞書を読んでたくさんの語彙力を身につけていきたいです。また「時間の使い方」も改善していかなければならないと感じました。私は毎日机に向かうという習慣があっても、今日は疲れたから朝やろう、ここからここまでのページをやろうと決め本当にダメな学習をしていました。先生もおっしゃっていたように夜は8〜11時、朝は6〜7時とはっきりきめて、なんとなくだらだらといういままでの勉強を変えたいです。高校大学これからの自分のため、徹底して時間の使い方を身につけたいです。私は今までただ漠然と、どうすればいいかわからず一流の大学に行きたいと思っていましたが、このままだと確実に高校に行って「普通の子」になります。今回の指導で自分はまだ大学のレベル(難関大学に挑戦できるレベル)までいけないということがよくわかりました。中学の残り半年間、しっかりSKCの指導についていき、少しでも高校の勉強を楽にするため「先取り学習」をし高校ではトップを目指します。そして一流の大学にも通用できるよう急上昇していきたいです。